東京オリンピックの金メダリスト・素根輝(そねあきら)選手が、2023年5月7日から開催される「世界柔道選手権・ドーハ大会」78kg超級に出場します。
素根輝選手は阿部詩選手と中学校から大親友で、現在2人はパーク24に所属し、2014年パリオリンピックで2連覇を獲れるよう、毎日練習に励んでいます。
そこで、大親友となった2人の関係や、素根輝選手のプロフィールや家族、中学校と高校時代の成績など、色々と調べてみました。
素根輝と阿部詩は同い年の大親友
2021年に開催された東京オリンピックで、素根輝選手と阿部詩選手は金メダルを獲得しました。
2人は同級生で、素根選手の誕生日が2000年7月9日で、その5日後の7月14日に生まれ、年齢は22歳です(2023年5月時点)。
2人は小学4年生の時に初めて対戦し、当時から体格差があったため、小学6年まで素根選手が全勝していました。
その後、中学2年の強化合宿の時から親交を深めていきます。
同世代のためジュニアやシニアの海外遠征も一緒で、ほとんど同部屋だったそうです。
阿部選手は素根選手について「すごく心強い」と話し、素根選手は阿部選手について「普段は本当にすごく元気で、明るくて面白い感じ。畳に上がると、人が変わってすごい柔道をする」と話しています。
素根輝と阿部詩が披露した伝説の試合
素根輝選手と阿部詩選手は高校2年生の時に、毎年夏に福岡で行われ、抜き勝負で高校団体日本一を決める「金鷲旗」の決勝で対戦します。
素根選手は「南筑高校(福岡)」の大将で、阿部選手は「凪川高校」の先鋒で出場。
阿部選手は圧倒的な強さを見せて、4人を抜き去り大将・素根選手を引きずり出しました。
2人の試合は開始直後に、素根選手が横四方固めで抑え込み一本勝ちを収めました。
そして、素根選手は逆に4人を抜き去り、チームを初優勝に導いたのです。
あまりにも素根選手の勝利が劇的だったため、その翌日の西日本スポーツの誌面に「素根伝説」という見出しが躍りました。
阿部詩選手公式インスタグラムより引用
素根輝と阿部詩はパーク24の所属
現在、素根輝選手と阿部詩選手は「パーク24」に所属し、お互いにパリオリンピックで2連覇を目指し切磋琢磨しています。
2人は本当に仲良さそうですね。
素根輝 プロフィール 年齢、身長、体重
名前：素根 輝
読み方：そね あきら
生年月日：2000年7月9日
年齢：22歳（2023年5月時点）
出身地：福岡県久留米市
身長：162cm
階級：78kg
血液型：A型
握力：右45kg、左47kg
組み手：左組
得意技：大内刈、体落
所属：パーク24
【公式】フジテレビ柔道 インスタグラムより引用
素根輝の父親、母親、兄弟について
素根輝選手の「輝(あきら)」という名前の由来は「世界で活躍する人になってほしい」という願いで命名されたそうです。
家族構成は、以下のとおりの7人家族になります。
また、父親の行雄さんは美容室を経営されています。
父親：素根 行雄さん
母親：素根 美香さん
姉：名前不明
兄：素根 勝さん…5歳年上
双子の兄：素根大誠さん 素根健誠さん…2歳年上
兄・素根勝がしっかりとサポート
兄の素根勝さんは柔道の経験者で、柔道整復師の資格を持っています。
兄の勝さんは、身長162cm・体重95kgで、素根輝選手とほぼ同じ体格のため、練習の相手を務めており、練習後や試合の間にマッサージをしています。
また、日本だけでなく海外の試合にも素根選手に同行し、付き人としてしっかりとサポートしています。
素根輝の小学校時代に日本一
素根輝選手は幼少時代にピアノと水泳を習っていましたが、父親と兄が柔道をやっていたこともあり、7歳の時から「脩柔館」という道場で柔道を始めました。
小学6年生の時に「全国小学生学年別柔道大会・45kg級」へ出場し、オール一本勝ちで優勝します。
また「全国少年柔道大会」の個人戦に出場し、男子選手の村尾三四郎選手に惜しくも判定負けとなり5位入賞、団体戦は3位入賞を果たしました。
素根輝の中学時代に世界一
素根輝選手の出身中学校は、福岡県久留米市にある「久留米市立田主丸(たぬしまる)中学校」です。
中学3年生の時に「全日本カデ柔道体重別選手権大会」でオール一本勝ちで優勝。
そして、17歳以下の世界一を決める大会「世界カデ柔道選手権大会」に日本代表として出場し、5試合オール一本勝ちで優勝。
圧倒的で群を抜いた強さが注目され、超中学級と評価さています。
ちなみにこの中学の後輩に、17歳で女子柔道日本一に輝き「令和のヤワラ」と呼ばれる古賀若菜選手がいます。
また、古賀若菜選手は素根選手を追いかけて「南筑高校」に進学しました。
素根輝の高校時代の成績が凄い
素根輝選手の中学校を卒業後、福岡県久留米市にある「久留米市立南筑高校」へ進学します。
以下が素根選手の高校時代の成績となります。
あまりにも成績が多すぎたため、優勝の実績だけを紹介します。
| 年月 | 大会 | 成績 |
| 2016年4月 | 全日本カデ柔道体重別選手権大会 70kg級 | 優勝 |
| 2016年9月 | 全日本ジュニア柔道体重別選手権大会 78kg級 | 優勝 |
| 2017年3月 | 全国高等学校柔道選手権大会 女子無差別級 | 優勝 |
| 2017年4月 | 全日本選抜柔道体重別選手権大会 78kg級 | 優勝 |
| 2017年7月 | 金鷲旗高校柔道大会 女子団体 | 優勝 |
| 2017年8月 | 全国高校総体（インターハイ）78kg級 | 優勝 |
| 2017年10月 | 世界ジュニア選手権大会 78kg級 | 優勝 |
| 2018年5月 | グランプリ フフホト 78kg級 | 優勝 |
| 2018年7月 | 金鷲旗高校柔道大会 女子団体 | 優勝 |
| 2018年8月 | アジア競技大会 78kg級 | 優勝 |
【公式】フジテレビ柔道 インスタグラムより引用
まとめ
素根輝選手は阿部詩選手とても仲が良いだけでなく、お互いに尊敬しあっている大親友ということがわかりました。
2024年パリオリンピックで、2人には金メダルを獲得して2連覇の偉業を達成して欲しいですね。
これからも、素根輝選手は阿部詩選手の活躍に注目していきたいと思います。
