ツバメインダストリ株式会社が搭載型ロボット「アーカックス」をジャパンモビリティショー2023に出展します。
搭載型ロボット「アーカックス」の一般公開は初となり、動作デモも行われます。
価格や免許、用途、公道を走れるかどうかなどを調査しました。
ジャパンモビリティショー2023で実物を見てみましょう。
価格
今回のジャパンモビリティーショー2023で初めて一般公開されるアーカックス。
国内先行販売価格は、4億円で、初期ロットは5台限定です。
受注生産で、1年から1年半の期間で納品を予定しています。
ベースカラーは紺と黄色で、色やデザインの変更も可能。
ツバメインダストリ Youtubeより引用
免許は必要か
アーカックスの操作に免許はいるのでしょうか。
ツバメインダストリの石井CTOによると、自動車免許などは必要ないですが特殊な操作方式のため講習を用意する方向で進んでいます。
講習を経て、アーカックスのライセンスを取得する展望となっています。
年齢制限はありませんが、コックピットの構造上、身長制限を設ける可能性があります。
公道の走行
アーカックスには、ロボットモードとビークルモードの2種類に変形します。
ロボットモードでは時速2キロ、ビークルモードでは時速10キロのスピードで走行します。
アーカックスはエンタメを想定したロボットなので、公道の走行は想定されていません。
イベント会場への搬送などは、ビークルモードで一部パーツを外すとトレーラーで輸送できます。
ツバメインダストリ インスタグラムより引用
用途
アーカックスのターゲットは富裕層となっていて、用途はエンタメに設定されています。
高級車、美術工芸品を買い求める層への販売を想定しています。
また、アーカックスを使ったeスポーツも構想にあります。
マクロスやアクエリオンを手がけた河森正治監督とコラボしたデザインプロジェクトも予定されています。
アーカックスとは
アーカックスは人間を搭載できるロボットで、「SF映画に出てくるようなロボットを作りたい」という想いから作られました。
構想に3年、開発に2年半かかり、販売に至りました。
最大全高は4.5m、重量は3.5トン。
ロボットモードとビークルモードの2種類に変形でき、モードによって可動する箇所が変わります。
コックピットにはディスプレイ4枚、ジョイスティク2本、ペダル2つがあり、指先まで操作できます。夏場でも操作できるように、操縦席にはエアコンも搭載されています。