2023年5月19日から開催される広島G7サミット。
参加国の首脳らメンバーが日本に到着し、広島の厳島を訪問しました。
ここで、G7のメンバーが9人いることに疑問をもった方もいるのではないでしょうか。
G7は日本、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、カナダの7カ国で構成されていますが、なぜ7人ではなく9人の首脳らとなったのでしょう。
今回は、参加国のメンバーやサミットの目的などを紹介します。
9人の首脳ら
今回の広島G7では、先ほどの7カ国(日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ)のほかに欧州連合から2名(議長、委員長)が参加しています。
日本の岸田総理をはじめ、バイデン大統領(米)、スナク首相(英)、マクロン大統領(仏)、ショルツ首相(独)、メローニ首相(伊)、ミシェル議長(欧州連合)、フォンデアライエン欧州委員長(欧州連合)の9名でサミットを行います。
Visit to Hiroshima Peace Memorial Museum, Wreath-Laying Ceremony at the Cenotaph for the Atomic Bomb Victims, and Tree-Planting Ceremony by the G7 Leaders#G7 #G7HiroshimaSummithttps://t.co/ctzimSO3yB pic.twitter.com/ptL7Lth3Vc
— MOFA of Japan (@MofaJapan_en) May 19, 2023
2023G7広島サミット公式 ツイッターより引用
なぜ欧州連合も含むG7なのか
近年のG7では、議長国がメンバー以外の国や国際機関を招待しています。
欧州を含めた話し合いの場が必要と判断され、9名でサミットが開催されています。
今回の広島G7では欧州連合の他にも、オーストラリア、ブラジル、インド、インドネシア、韓国、コモロ、クック諸島、ブラジルを招待しています。
国際機関では、国連、国際エネルギー機関(IEA)、国際通過基金(IMF)、経済協力開発機構(OECD)、世界銀行、世界保健機関(WHO)、世界貿易機関(WTO)を招待しています。
広島G7サミットの目的は
世界情勢が緊迫する中で開かれた広島G7サミット。
世界平和の想いを共有するとともに、地域情勢や経済情勢などの抱える問題について意見交換が行われます。
各国の意見交換が行われた後に、話し合いでの成果は文書にまとめられ、公表される流れとなります。
特に今回は世界平和を実現するために「核兵器のない世界」への意識が高まるサミットとなるでしょう。
2023年の広島G7サミットは、5月19日から21日までの3日間で行われる予定です。