WBO世界スーパーバンタム級のジョンリエル・カシメロ選手が、日本初の試合を行い小国以載選手と対戦しました。
元世界３階級制覇王者のジョンリエル・カシメロ選手と元IBF世界スーパーバンタム級王者の小国以載選手。
その対戦結果は、意外な結果となりました。
カシメロ選手と井上尚弥選手の対戦は実現なるか見ていきましょう。
小国戦の対戦結果
2023年10月12日に有明アリーナでカシメロ選手と小国選手のボクシング試合が行われました。
1Rにはカシメロ選手のフックを小国選手がかわす展開に。
2Rではカシメロ選手から被弾するも、反撃を繰り出す小国選手。
3Rでカシメロ選手のスタミナが切れてきたのか、小国選手がやや優勢に見える展開となりました。
迎えた4Rでは、カシメロ選手が左フックを放った際に、頭部が小国選手とバッティングし、ドクターチェックに。
試合続行不能と判断され、負傷引き分けの結果となりました。
カシメロ選手の戦績
元世界３階級制覇王者でWBO世界スーパーバンタム級3位のカシメロ選手。
その戦績は、33勝（22KO）4敗1分けとなっています。
昨年12月には赤穂亮選手との対戦でKO勝ちの成績を残しました。
また、小国選手の戦績は、21勝（8KO）2敗3分けとなりました。
2016年のIBF世界王者ジョナサン・グスマン戦では、タイトルを奪う戦績を残している小国選手。
昨年5月の栗原選手との負傷引き分け以来、1年5ヶ月ぶりの試合となります。
今回は引き分けの試合となりましたが、SNS上では両者を讃える投稿も見られました。
小国選手との試合を受けて、井上選手との対戦は実現するのかといった点も注目されています。
井上尚弥との対戦は
WBC＆WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥選手との対戦を望んでいたカシメロ選手。
2020年には対戦発表がされるも、コロナ禍で試合が中止となりました。
今回の試合前の会見でも、カシメロ選手は井上選手との対戦を望む発言がありました。
カシメロ選手側としては、小国選手との一戦で、大橋ジムの大橋会長にアピールし、対戦を叶える狙いもあったことでしょう。
試合を観戦した大橋会長は、カシメロ選手が井上選手と対戦する候補の一人であることを述べています。
試合は引き分けとなりましたが、井上選手と対戦の可能性は残った形となります。
一度対戦が中止で流れているだけに、次戦で井上選手との対戦が叶うのかも注目されています。
