百崎蒼生が念願の甲子園へ。なぜ転入で1年間も試合に出られない?ドラフト注目の3年生に期待

スポーツ
スポンサーリンク

東海大熊本星翔が熊本大会の決勝で九州学院に勝利し、甲子園出場を決めました。
東海大熊本星翔の中でも注目なのは、百崎蒼生(ももさきあおい)選手。
名門である東海大相模から転入した選手で、日本高校野球連盟の規定により、公式戦に1年間出場できない環境にありました。
しかし、熊本大会の決勝で宿敵である九州学院に勝利し、3年生の最後に甲子園出場への権利を手に入れています。

スポンサーリンク

百崎蒼生(ももさきあおい)

2005年生まれ、熊本県出身。右投右打の内野手。
中学で熊本泗水ボーイズに所属し、早くも硬式球でプレーしています。
中学2年生では、ボーイズの全国大会に出場しました。

高校は東海大相模に進学し、1年秋からレギュラーとなりました。
その後、東海大熊本星翔に転入し、野球を続ける道を選びます。
日本高校野球連盟の規定により、公式戦に1年間出場できない状況になるも、高校3年生夏の熊本大会に出場し、甲子園出場を勝ち取りました。

スポンサーリンク

なぜ転入で1年出場できないのか

なぜ転入すると公式戦に出場できないのでしょうか。
それは、日本高等学校野球連盟の規定によるものです。
規定には下記の記載があります。

転入学生は、転入学した日より満1ヵ年を経過したもの。ただし満1ヵ年を経なくても、学区制の変更、学校の統廃合または一家転住などにより、止むを得ず転入学したと認められるもので、本連盟の承認を得たものはこの限りではない。
なお転入学生であっても、前在籍校で野球部での活動実績(学校実施の体験入部は活動実績に含まず)のない者は転入学した日から参加資格が認められる。

公益財団法人日本高等学校野球連盟 令和5年度大会参加者資格規程

規定を見ると、統廃合や転住などの止むを得ない転入には参加資格が与えられることがわかります。
なぜ転入に関する規定があるのか、理由を調べてみると、学業、引き抜きや移籍などの背景が見えてきました。

部活ではなく学業を優先してほしい想いから、野球目的での転入を防ぐための規定であるということが見えてきました。
また、予選で敗退するも優秀な選手がいた場合、勝利チームへの引き抜きや移籍も可能性として想定さえれます。
こうした事態を防ぐためにも、転入の規定があることがわかります。

スポンサーリンク

熊本大会の成績

高校通算本塁打39本の成績をもつ百崎蒼生選手。
各試合でヒットの記録を出し、チームの得点に貢献してきました。

熊本大会の千原台戦では、4打数2安打1打点。
準々決勝の秀岳館戦では、4打数3安打1打点。
準決勝の有明戦では、4打数1安打3打点。
決勝の九州学院戦では、4打数1安打0打点。

スポンサーリンク

東海大熊本星翔の戦績

2023年夏の熊本大会における東海大熊本星翔の戦績を紹介します。

2回戦  13-1 鹿本
3回戦  4-2 千原台
準々決勝 8-1 秀岳館
準決勝  6-2 有明
決勝   5-0 九州学院

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました