新進気鋭の歌人の木下龍也が『情熱大陸』(TBS)に出演。今、短歌が今までにな新しい形で注目され、その中心的存在が木下龍也です。最近テレビ出演が増えており、2022年8月1日にNHKで放送された『ドキュメント20min.』にも出演し、悩める人を幸せにするためにつくる短歌を披露しています。そんな、木下龍也について色々と調べてみました。
木下龍也のプロフィール エピソード
木下龍也さんは、1988年1月12日に山口県周南市で生まれました。
年齢は34歳です(2022年9月時点)。
ホラー映画が好きで、生魚としいたけが嫌いとのこと。
以前、同じ池になぜか2回も落ちたことがあるそうです。
木下龍也は、NHKで悩める人のために作る短歌が話題に
木下龍也さんは、2017年から短歌をネットで個人販売する『あなたのための短歌一首』を始めました。
その販売方法は、依頼主からメールでお題をもらい、木下さんが短歌をつくり、便せんに直筆で書いて、それを封書で依頼主に送るという方法で、今までに作った短歌は800首にもなるとのことです。
依頼主は様々な悩みを抱えていて、木下さんが親身になって依頼主の立場になり、少しでも心地よくなってもらえるように言葉を選び抜き、時には数日かけて短歌を作っているそうです。
その模様を『ドキュメント20min.』(NHK)の中で「文字メンタリー -あなたにしみこむ31音-」という題目、人生に悩むあなたに贈る、新感覚短歌ドキュメンタリーというキャッチフレーズで放送され、大変話題になりました。
『ドキュメント20min.』とは…NHK 総合 毎週月曜 午前0時(日曜深夜) 放送
「見たいテレビがない」という若い世代に向けて、「こんなテレビ見たことない!」といってもらうための20分間の番組。これまでの演出・文法・テーマから自由な若手制作者たちが、新しいテレビの形で制作しています。
木下龍也は2011年から短歌をつくる活動スタート
木下龍也さんは、2011年から本格的に作歌としての活動をスタート。
文芸雑誌『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)の短歌の投稿コーナー「短歌あります」に採用され、その後新聞やラジオに投稿するようになりました。
木下龍也は『全国短歌大会大会賞』を受賞
木下龍也さんは、2012年に現代歌人協会主催の『第41回全国短歌大会』で大会賞を受賞。
それがきっかけで、東直子さん、加藤治郎さんにスカウトされ、念願となる第一作目の歌集『つむじ風、ここにあります』(書肆侃侃房)を出版することになります。
2018年には共著という形で、舞城王太郎さんと岡野大嗣さんと『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』を出版し、発行部数1万部を達成しました。
2021年には、2017年から始めた短歌のネット個人販売の『あなたのための短歌一首』を書籍化した『あなたのための短歌集』を出版しました。
なんと、この時の著作印税は受け取らず、印税分で歌集を購入し、希望する学校や図書館に寄贈をしています。
木下さんが出版した歌集は以下のとおりです(2022年9月時点)。
年月日 | 歌集 | 出版社 |
2013年5月25日 | 『つむじ風、ここにあります』 | 書肆侃侃房 |
2016年4月29日 | 『きみを嫌いな奴はクズだよ』 | 書肆侃侃房 |
2017年12月19日 | 『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』岡野大嗣、舞城王太郎との共著 | ナナロク社 |
2019年12月19日 | 『今日は誰にも愛されたかった』谷川俊太郎、岡野大嗣との共著 | ナナロク社 |
2020年11月14日 | 『天才による凡人のための短歌教室』 | ナナロク社 |
2021年11月11日 | 『あなたのための短歌集』 | ナナロク社 |
木下龍也が神様と崇める国民的詩人『谷川俊太郎』
木下龍也さんは、上述のとおり2019年12月19日に『今日は誰にも愛されたかった』を出版しています。
この作品は日本を代表する詩人の谷川俊太郎さんと、岡野大嗣さんと3人の共著で、短歌による連詩と、3人の師弟でもあり、クラスメイトのような感じのお話を記録した一冊です。
木下さんにとって、谷川俊太郎さんを大先輩でもあり、心のよりどころで、神様のような存在になっているそうです。
木下龍也は歌集『オールアラウンドユー』を出版
木下龍也さんは、2022年10月に3作目の歌集『オールアラウンドユー』(ナナロク社)から出版することになりました。
引用元:木下龍也さんの公式インスタグラムより引用
木下龍也の出演したラジオ番組
木下龍也さんは、『文芸選評』(NHKラジオ第1放送)というラジオ番組へ、2020年5月16日/9月4日、2021年11月20日、2022年7月30日に出演しています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
木下龍也さんが作る短歌は、単に自分のために書くのではなく、他人を幸せにするために作っています。
その短歌でこれからも多くの人に幸せを与えてほしいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。