通貨記号の¥表記が、日本円と中国の人民元で同じため、通販サイトの価格表示において誤認やトラブルが生じたようです。
そもそもなぜ日本円と中国の人民元は通貨記号の表示が同じなのでしょう。
また、通貨の見分け方や対策、通販の返金ルールなども調べてみました。
日本円と人民元はなぜ同じ通貨記号?
日本円と人民元はなぜ同じ通貨記号の「¥」なのでしょう。
円はYenなので¥となり、元はGenでGが使われた通貨記号なるのでは?と感じますよね。
理由を調べたところ、人民元は英語でYuanと表記されます。
そのため、頭文字のYから「¥」の通貨記号が使われています。
同じ通過記号ですが、1元はおよそ20円ほどのレートなので、20倍ほどの違いがあります。
日本円と人民元の見分け方
同じ通過記号の「¥」を使う日本円と人民元。
その見分け方はあるのでしょうか。
一般的な表記の分け方として、日本円の場合はJPY、人民元の場合はCNYという通貨コードの書かれ方がされています。
日本の通販サイトの円表示としては「¥」が一般的ですよね。
元の価格であるならば、元やCNYといった人民元であることを知らせる表示でないと、消費者は円と勘違いしてしまいます。
対策や注意点は
日本の通販サイトでは「¥」で日本円の表記がされることが一般的です。
「¥」が日本円なのか、不安な場合は特定商取引法のページや、通販サイトのルールページ、お買い物ガイドページなどを確認しましょう。
または、検索エンジンやSNS上で商品名を検索して、円の通貨であることを念のため確認する方法もあります。
また、近年では海外商品をネット購入するシーンも増えています。
中国の商品をネットで購入する際には、日本円(JPY)なのか中国元(CNY)なのか、確認をしてから決済しましょう。
返金、返品はできる?
もし、円と元を誤認して購入した場合、返金や返品はできるのでしょうか。
通販の場合、返金や返品のルールは特定商取引法のページに記載されています。
返金や返品のルールは、通販サイトによって異なります。
返金、返品を希望する場合は、通販サイトに問い合わせをしてみましょう。
場合によっては、消費者センターへ相談する方法もあります。
「¥」を使う国は
中国と日本が同じ¥を使うことはわかりましたが、それ以外にも¥を使う国はあるのでしょうか。
世界の通貨表記を調べたところ、日本と中国以外に¥の表記を使う国はありませんでした。
隣国同士が同じ¥を使っています。