ブラジルと日本の医師免許を取得し「りんくう総合医療センター」で国際診療科部長として活躍する医師・南谷かおりさんが『情熱大陸』に出演。
南谷かおりさんは語学力を活かし、母国を離れて日本に生活している外国人や訪日観光客を、診察手続きから検査会計まで丁寧に寄り添って診療されています。
そこで、南谷かおりさんのプロフィール、生い立ち、経歴をまとめました。
南谷かおり プロフィール 年齢、出身地
名前:南谷 かおり(みなみたに かおり)
誕生年:1965年
年齢:57歳か58歳
出身地:大阪府
語学:日本語、英語、ポルトガル語、スペイン語
免許:ブラジル国医師免許、日本医師免許
南谷かおりの生い立ち
南谷かおりさんは、エンジニアである父親の転勤で、小学校6年(11歳)から15年間ブラジルで育ちます。
移住した当初は、ポルトガル語が話せなかったので、2年遅れの小学校4年生に編入しまいた。
現地校はひとつの校舎で、小学校と中学校が半日ずつ使用するため、両方通うことになります。
さらに並行して、日本人補習校にも通い猛勉強されていたそうです。
その努力が実り、日本人補習校の中学3年修了時には、ある程度ポルトガル語が話せるようになりました。
そして、両親から現地校の先生に「そのまま7年生ではなく、高校に入学できないか」と相談します。
しかし、高校1年に空席がなく、いきなり年齢は現地校の高校2年にするという理由で、いきなり飛び級進学したそうです。
南谷かおりさんがとても優秀だということがわかりますね。
南谷かおりはブラジルの大学へ進学
南谷かおりさんは、16歳の時に「ブラジル国 エスピリト・サント連邦大学[UFES] 医学部」へ進学します。
医学部に進学した理由を、以下のように話されています。
なぜ医学部?立派な動機があったわけではありませんが(笑)ブラジルの大学は教員のストライキが頻繁にあって、授業がよく止まります。止まらずしっかりやっているのが医学部で、カリキュラムも朝から夕方までしっかり組まれていました。
グローバルヘルス人材戦略センターより引用
そして、1988年にブラジル国医師免許を取得されました。
南谷かおりは日本の医師免許を取得
南谷かおりさんは、エスピリト・サント連邦大学を卒業後、大阪大学医学部研究生(老年病医学教室)として1年間私費で留学します。
1989年にブラジルに戻り「ブラジル国エスピリト・サント州 Santa Casa 病院 救急科」研修医として勤務。
1990年に「ブラジル国リオ・デ・ジャネイロ市 国家公務員連邦病院 放射線科」研修医として勤務。
1992年に日本へ帰国して「大阪大学放射線医学教室」に在籍し、日本語で基礎医学から臨床医学を一から勉強し直します。
そして、1996年に日本の医師免許を取得しました。
南谷かおりは「りんくう総合医療センター」へ
南谷かおりさんは、ポルトガル語、スペイン語、英語が話せることを活かし、2006年から「りんくう総合医療センター」で、当時はとても珍しかった外国人診療を行う「国際外来」を開設しました。
現在は、国際診療科の部長としてチームを牽引しています。
また、医療通訳者の普及のための養成コースや認証制度の策定に関わり、国際医療コーディネーターや国際看護師の教育にも取り組んでいます。
まとめ
南谷かおりさんのプロフィール、生い立ち、経歴をまとめました。
今後、日本はさらにグローバル化していくので、南谷かおりさんの役割は重要になっていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。