エクセルで作業をする際に初手をB2にするかA1にするかが、ツイッターのトレンド入りし話題となっています。
エクセルを新規で作成する場合、B2とA1のどちらから始めるのが正解なのでしょう。
それぞれのメリットとデメリットを比べてみました。
初手B2
まずはエクセルの初手をB2から始める場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
B2から始めるメリットを調べてところ、見栄えとしての余白のためと回答する声がSNSで多く見られました。
また余白の行と列を作ると、表の枠線表示が確認できるメリットがあります。
印刷をする際にも余白の列と行を残していることで、調整ができます。
さらに、エクセルのB2からデータ入力を始めることで、シートのタイトルを入れるスペースを作れます。
=CELL(“filename”,A1)の数式をA1に入力すると、シート名が表示されるので、一つのデータで複数のシートを管理するのに適しています。
デメリット
データベースとして利用する際や、マクロ、VBAを利用する際にはA1がセオリーです。
印刷や見栄えを意識して、資料データを作る際には初手B2が多く使われますが、データベースとして利用する際にはA1が望ましいです。
初手A1
メリット
エクセルをデータベースとして利用したり、VBAやマクロを利用したりする際にはA1やR1C1の形式が利用されます。
デメリット
B2のメリットの逆となりますが、A1からデータを入力すると、タイトルを入れられません。
また、資料や印刷を前提とした際には、余白がないと見栄えの微調整ができなくなります。
どちらが正解なのか
初手B2とA1のどちらからデータ入力をするのが正解なのでしょう。
SNSの投稿を見ていると、B2派の書き込みの方が多く見られました。
しかし、どちらが正解というのではなく、どちらにもメリットがあるので、用途によって使い分けるのが良いとわかりました。
B2は資料や印刷をする際に、A1はデータベース、マクロ、VBAなどの際に多く利用されています。
目的によって、エクセルの初手を使い分けるのが良いでしょう。
また、A1、B2から始める以外にも、A2、B3からデータ入力を始めるといった声もSNS上で寄せられていました。
好みのエクセル初手があると思いますが、社内のテンプレートや規定、取引先のルールなどがある際には、それに沿った入力が望ましいです。