WBC韓国代表のイ・ジョンフ選手が3月10日に日本と対戦します。
イ・ジョンフ選手の父イ・ジョンボムさんは、中日ドラゴンズでプレーしたこともある元プロ野球選手です。
韓国野球界のサラブレッドであるイ・ジョンフ選手は、韓国のプロ野球リーグで2年連続首位打者、打点王、MVPの成績を2022年に残している有望選手。
WBCの日韓戦で、どのようなプレーを見せてくれるのか注目されています。
父は中日のイ・ジョンボム
イ・ジョンフ選手の父であるイ・ジョンボムさんは、2001年まで中日ドラゴンズでプレーをしています。1998年に韓国のヘテ・タイガーズから中日ドラゴンズへ移籍してきました。
俊足の選手で、1番ショートとして活躍し、日本シリーズにも出場しています。
父のイ・ジョンボムさんはバットコントロールが良く、盗塁王も獲得していることから「韓国のイチロー」と呼ばれていました。
イ・ジョンボムさんが中日でプレーしていた際に、愛知県でイ・ジョンフ選手は生まれています。
イ・ジョンフの成績は
イ・ジョンフ選手は2022年に目覚ましい成績を残しています。
打率3割4分9厘で2年首位打者、リーグ最多の113打点、23本塁打でMVPにも選ばれています。
こうした好成績の活躍もあり、2023年のWBC韓国代表に選ばれました。
2023年には、メジャー行きも明言しています。
イチローを模範に
イ・ジョンフ選手は、イチロー選手をロールモデルとし、プレースタイルを参考にしています。
積極的にストライクゾーンのボールを打つ姿勢、右投左打のスタイル、感情を抑えて冷静にプレーする姿などは、イチローと共通しています。
かつては、父も韓国のイチローと呼ばれたこともありましたが、イ・ジョンフ選手に細かく指導をすることはありませんでした。
自ら試行錯誤を重ね、イチロー選手をロールモデルにするに至り、現在の打法へと辿りついています。
メジャーや中日獲得への期待
2022年に好成績を残したイ・ジョンフ選手は、メジャーへの挑戦を明言しています。
メジャー投手にな慣れていないことやパワー不足が心配される声もあるため、WBCでの活躍はイ・ジョンフ選手にとって良いアピールの場にもなるでしょう。
メジャー挑戦の展望もありますが、個人的には父と同じように中日でプレーする姿を見たい想いもあります。